「今年 学校では修学旅行はあるのかなぁ コロナだし」と
なんとなく考えていました
修学旅行といえば 忘れられない思い出があります
それは中学の修学旅行
旅行先は 定番の京都です
宿泊したのは ごく普通の旅館でした
一部屋に数人ずつだったかどうか 定かではありませんが
とにかく個々の部屋で 夕食を食べるのです
その日の見学を終え 入浴を済ませて部屋に戻ると
すでに夕食の準備ができていました
メニューはすき焼きです
みんなは喜んでいましたが カメミコはちょっとガッカリ((+_+))
すき焼きがあまり好きではなかったのです
でもお腹がすいているので
気を取り直して座ると―
すき焼きを取り分ける小皿に 生卵が一つ乗っています
「この卵 どうするんだろう・・・」(・・?
生卵をどうすればいいのか分かりません
実はカメミコの家では
すき焼きを食べるときに生卵を使ったことがなかったのです
だから カメミコにとって
すき焼きはただのしょっぱい食べ物でした
カメミコは 友人たちのやり方をまねて
卵を小皿に割りいれ 箸でカチャカチャと溶きました
そして肉や野菜を溶いた卵につけて
恐る恐る口に入れると・・・
う・・・うまい！！＼(◎o◎)／！
なんて美味しいのだろう！！ヾ(≧▽≦)ﾉ
すき焼きがこんなに美味しいものだったなんて！
それはまさしくカルチャーショックでした
家に帰りつくと 早速母親にすき焼きのことを話しました
「ねぇねぇ すき焼きって生卵つけて食べるんだよ」
「そうだよ」
「・・・今度うちですき焼きやるときは 卵つける」
「いいよ」
ーということで
あの時のカメミコの感動は何だったんだろう
というくらいあっさりした話し合いの末
うちでもすき焼きに卵が定番になったのです
こうして すき焼きはカメミコの好物の一つになったのでした
めでたしめでたし
コメント